先日釣ったシブダイ、メイチダイ、クロホシフエダイ、イシガキダイ4種の食べ比べです。
こんなに高級魚が揃うことは二度とないでしょうし
別々に釣れたりしても記憶は曖昧になってしまいます。
同時にこれだけの食材が揃ったら食味をレポートする責務があります。
まずは4魚種のサク身を比べてみましょう。
左上がシブダイ。 白身なのに脂がもの凄く乗って霜降り状態です。
左下はメイチダイ。シロダイと呼ばれるだけあって身は真っ白です。
右上はイシガキダイ。こちらも素晴らしく脂が乗っています。
右下はクロホシフエダイ。 見た目は美しいですが、やはり食べ比べるとかなり劣ります。
シブダイを中心にお伝えします。
シブダイは大きいほど美味しいと鹿児島の方が言っていました。
確かに小さい方より大きい方が断然美味しかったです。
頭を落として断面を見てみましょう。
どうですこのサシの入り具合。まるで和牛です。
三枚におろすと更に良く分かりますね。
こりゃあ旨いに違いないです。
全体を見ても旨いであろうことが一目瞭然です。
サク身にしたら更に良く分かります。
これ本当にお魚?と思うぐらいに脂がたっぷりです。
サク身に気品を感じます。 高級感があふれています。
次はメイチダイ。
このお魚も滅多に釣れない高級魚ですね。
断面を見てみると。
サイズは小さめでしたがその割には肉厚です。
写真では分かりにくいですが、脂もしっかり乗っています。
捌く時に脂の乗りが良く分かりました。
三枚におろすと美味しさも見て分かると思います。
見てください、この美しい白身を。これがシロダイと言われる所以ですね。
血合いが殆ど無いのが驚きです。
次はクロホシフエダイ。
今まで何度か釣った事があり、うめぇ~と思っていましたが
今回ランキングが随分と下がりました。
鹿児島の釣師はクロホシフエダイが釣れてもリリースすると言っていたので
嘘やろ~って思っていましたが、少し納得でした。
断面を見てみましょう。
う~む、シブダイとメイチダイを捌いた後ではスカスカ感が否めません。
脂の乗りがまったく違います。 これはこれで美味しいお魚なんですけどね。
三枚におろしてみると。
やはりちょっと見劣りしてしまいますね。
サク身を見てみましょう。
サク身の見た目は美しいですね。
お刺身にしたら見栄えが良いお刺身が出来ると思います。
最後にイシガキダイ。
イシガキダイが美味しいのはちゃんと分かっています。
サク身を見てみましょう。
サイズが大きいだけあって脂の乗りも最高ですね。
コリコリした食感と甘みのある身はとっても美味しいです。
この4種類のお魚を刺身にして食べ比べてみました。
食味の観点からすべて皮付きと皮なしでお刺身にしました。
どうですか?高級魚4種盛り合わせ。
こんなのお店では揃わないですよね。これを予約で注文したらお会計は念仏ですよ!
ナンマンダ~ ナンマンダ~ って。 何万円だろう?
皮ももちろん湯引きにして食べ比べです。
皮もやっぱりシブダイが最高でした。
アップで見てみましょう。
1位はやっぱりシブダイ!
まさに別格。異次元の旨さです。
白身にたっぷりと乗った上品な脂。牛肉の様にしつこくもなく
マグロの大トロの様に飽きの来ない味。
クジラの良いのもこんな感じですが、シブダイは口の中でとろける甘み。
2位は珍しさも加味してメイチダイ。
なんでしょう、この白身の美しさ。
まさに純白のお刺身です。
それでいて脂もしっかりと乗っていてくせのない上品な味わいです。
3位はイシガキダイ。
今回はサイズも大きかったので脂の乗りも最高です。
甘みが強く食感もコリコリしていて旨いです。 石鯛よりも旨し。
イシガキダイは比較的手に入りやすいのにこのお味は嬉しい限りです。
(僕が釣った訳じゃないですが)
4位はクロホシフエダイ。
決して不味くはないです。
むしろ美味しい部類に入ると思います。
ただシブダイに比べると雲泥の差。 まるで別物。
この上位3位までを使って握り寿司にしてみました。
こりゃホントにたまらない旨さです。
3種類それぞれに旨さが違うので飽きが来ないです。
もうこんな贅沢は一生出来ないでしょうね。
今回はとても良い経験をしました。
最後に締めのシブダイのお味噌汁。
シブダイの旨味がしっかりと出たお味噌汁。
シブダイの脂が浮きだしています。
幸せ~ シブダイは本当に最高に旨いです。
また釣りたいです。