念願のシブダイ
いよいよ本格的に暗くなって来て雰囲気は増します。
夜になると岩の窪みや段差が分からないので
100均のおもちゃコーナーに売っている光るブレスレッドを危険地帯に設置します。
これで急なアタリで慌てた時でも注意喚起が出来ます。
慌てると我を忘れて足元を見ずに走り出して、段差で痛い目に良く合いますからね。
暗くなってくると竿先が
ガツン ガッ ガッ という微妙なアタリで
おっ 前アタリか!と思うもののずっとそのまま。
やはりお約束のウツボです
ウツボはしょうが無いです。しかし今回のウツボは小さいし
一晩を通してたったの6匹と数も少なかったです。
エサ取りも居ないし、こりゃ魚が周って来たら期待が持てるなという感じです。
そろそろ良い時間帯だなと思っていた21時頃
ガシャン チャッリーン とロケット発射です
竿は三脚の上で水平です。
来た来たキター!と竿に飛びつきアワセを入れるとかなりの重量感。
必死に引き寄せて来て、こりゃあタモが無いと上がらんバイと
タモが使える下の方まで降りて行ってライトを照らすと
エイ (*_*)
中途半端に小さいエイはお魚の引きと間違えるから好かん。
無駄なエネルギーを浪費しました。
今晩釣りをして、翌朝500㎞車の運転があるので省エネを心がけないといけません。
しかも風も弱まるどころかどんどん強くなる一方。
寒くはないですが、ずっと風に当たると疲れます。
22時30分 ついにその時はやって来ました。
ケミホタルが
ピクン ピクン と怪しい動き。
その後に
チャリーン というアタリ!
こりゃあ、お魚バイと竿に飛びつきアワセを入れます。
あまり大物では無さそうですが、お魚の反応。
慎重に寄せて来て抜き上げると
赤 しかも
白
待望のシロテンことシブダイです!
サイズは38㎝と小ぶりですが、ぜひ釣ってみたかったので嬉しいです。
満潮間近で時合到来です。 頑張って手返しをしていると
ガッシャーン チャリン ギギギギギー
と今までに経験したことが無い強烈なアタリ。
かなりキツ目に絞ったドラグからラインが出て行きます
慌てて竿に飛びつきドラグを締めると・・・
竿が立たん
少しだけドラグを緩めて何とか竿を立てますが強烈なスピードとパワーです。
キツ目のドラグをものともせずにラインが出て行きます。
なんじゃこりゃ、クエのデカイのかや?とも一瞬思いましたが
どうやら底にでは無く沖に向かっている様子とスピード感から違うようです。
そういえばキンコロ戦士の方々が良く言われていた「牛アタリ」ってヤツでしょうか?
恐怖すら覚える引きにビビりながらもリールを巻こうとするも
竿が折れそうになるほどの強烈な引きを2、3回味わったところで
ナイロン30号の瀬ズレがブチ切れて、危うく後ろにひっくり返るところでした(・・;)
ある意味切れて良かったです。 こっちが海にひっぱり込まれます。
まったく姿を見ていないので巨大なエイだったのか、弩級タマミだったのか
サメだったのかは分かりませんが、スピード感はありました。
久しぶりの膝ガクガクでした。 (恐かった~)
その後は前アタリの様なものはあるものの、PEラインに強風で良くないです。
せっかくお魚が餌に喰いつこうとしている時に強風で
PEラインだから直に影響が出ます。 違和感を感じて餌を離すようです。
満ち上がりの時合は終了。 風はどんどん強まります。
帰りは大丈夫かな?と少々不安になって来ました。
満潮から下げに入って潮が動き出した1時過ぎ。
一発クエでも狙ってみようかと大きなイワシを丸掛けにして
ブチ込んでみました。 イワシなので遠投は出来ずチョイ投げ。
すると投げて5分も経たずに
ガッシャーン チャリリーン ガシャンガシャン というアタリ!
おいおい本当にクエが来たか
と慌てて尻手ベルトを外してアワセを入れると何だかデカそう!
結構な重量感とスピード感があります。 こりゃあクエじゃないけどお魚だなと
慎重にやり取りを楽しみます。
時折見せる強烈な締め込みをかわしつつ、ちょい投げなのですぐに寄って来ます。
引きは強かったですが、お魚のサイズはそんなに大きくは無さそう。
ハリスは30号だし、タモ入れも一人だと危険だし、抜きあげる事に。
慎重に抜き上げてみると・・・
赤 しかも
白
シブダイ49㎝
最高に嬉しいです!
さあこれからだ! と思っていたのですが、風が更に強まり竿が出せないぐらいになりました。
風速は10mは超えているでしょう。 南よりの風なので寒くは無かったですが
岩の窪みでビバーグです。
風はどんどん強くなり白波は立っていますが幸いウネリは無さそう。
朝方に風が少しは弱りましたが迎えの船が6時なので5時には終了。
残念ながら追加は出来ませんでした。
しかし見てください、クーラーの中身を
クーラーの底の方の黒っぽい魚体は・・・
鹿児島の釣り人にもらったイシガキダイ。 2匹も頂きました
サイズも45cmぐらいの大型です。
僕が釣ったお魚たち。漁港でウロコを落としました。
食味の方は後日詳しくお伝えしますが、シブダイ激旨
こりゃあ鹿児島の人も頑張って狙いますよ。
4種類のお魚を同時に食べ比べると味の違いが良く分かります。
シブダイの旨さは次元が違います。
またシブダイ釣りたいです。