鹿児島遠征! ウツボん狙い

ヨシ。

2015年07月20日 09:19

7月18日 

ここ1ヶ月は土日も休みなく働いて、今日の日のために運を溜めました。
1ヶ月も休みなく働いたらどうなるかというと、体は慣れるのでドッてことないです。
しかし釣りに行けないので精神衛生上良くないですね。
ストレスで何となく不眠症気味です。

そんな不眠症気味の精神を一発で目覚めさせる様な大物を狙いに行って来ました。
ただし、今回の本命はあくまでもウツボくんです。
キスもそうでしたが本命をカレイにすると大きなキスが釣れました。
だから今回も本命をウツボに据えれば外道のタマミ、シブダイ、クエなんかが
もういいやって位釣れるのではないか? という訳です

場所はこんな感じです

本命のウツボは確実に居ます。しかもドデカイのが。
しかし外道が居るかどうかは分かりません。この沖にはわんさかいるみたいなので
きっとこの場所にも居ると信じています。 
瀬渡し船で渡してもらうのですが、沖磯に渡る釣り人から
シブダイ釣るなら沖磯の方がイイぞ。ここやここなんかが。
といろいろ教えてくださいますが、沖磯で一晩過ごすと疲れますからね。
安全&楽チン第一です。

明るいうちはイワシをぶっ込んでみます。
何か美味しいお魚が釣れないかなぁと。

するとすぐに釣れました。

小さいけどカサゴ

しばらくすると今度は竿が飛ぶほどではないですが明確なアタリが!
竿先がグイグイ引っ張られております。

来た来た!何かしらんけど魚ばい。とアワセると乗りました。

でっ、上がって来たのはこちら。

エソかぁ~ まあいいや、ウロコが付いた外道がこんなに釣れるのは幸先良いです。

黒風雅さんはイカを餌に何やら大きく竿を曲げております。
こりゃ何だかデカイのが掛かったみたいです。
タモを持って駆けつけるとやはりデカそうで慎重にやり取りされています。
ここはかなり水深があるのでなかなかお魚が浮いてきません。

釣れました!本命1号が。

 軽~くメーターオーバーでした。
本命が釣れて黒風雅さんもご満悦? 苦笑い?

このウツボは恐ろしく貪婪な奴でこいつが吐き出したお魚たち

カマスにアジにキビナゴ他。
これだけ腹に収めてもまだ食べるんかい!と思いたくなります。

黒風雅さんの解説によると

「キビナゴは食べたし、アジも食べた、キビナゴも旨かったな~ もうお腹いっぱいやで」

と思っている所にイカが垂れて来たので、お腹はいっぱいだったけど

「おっ、イカじゃないか!まだ今日はイカは食うちょらんど。とりあえず食べちょこ」

ということらしいです。 どうやら似た者同士だから気持ちが分かるらしいです。


そうこうしている内に外道の時間帯になって来ました。

竿ぶっ飛びの予感・・・

予感はしたのですが、予感は外れて ぼよんボヨヨーン と懐かしいアタリ。

アワセると乗りましたが、やはり懐かしい ぬた~ とした粘るような引き。

本命が釣れました 本命が釣れて悲しい釣りも珍しいです。


黒風雅さんには負けましたが僕もメーターオーバーでした(*_*)

しかし本命なのでちゃんと持って帰りますよ。小骨が少ない肛門から上だけ。

まずは肛門から上を切断


次に内臓を取り除きます。 ついでに頭も取ってしまいます。


ここまでしておけば帰ってから料理が楽ですからね。
ウツボは全身筋肉という感じですね。 解体しても蛇みたいに動いています。

その後は外道も釣れずに シーン としております。
満ち上がりは潮の流れも良くてとても良い感じでした。
だけどなぜか本命のウツボんも釣れません。

アタリがないなあ・・・ と餌を変えようと聞きアワセをいれると ズドンッ と来ました

何かよく分かりませんが凄い引きです! 竿が弧を描き、ちょこっと引きずり込まれそうになり
黒風雅さんが思わず僕の体を支えようとしてくれる程でした。
しかも頭を振っているのでお魚には間違いないです。

とにかく慎重に寄せて来ると、あと少しという所で痛恨の針外れ
たぶんあの引きはメーター級のクエだったでしょう(釣ったことないですけど)
そういうことにしておきましょう。(サメだったのかなあ)

もったいなかったなあ・・・

下げ潮に入ってからは流れがもの凄く早くなって来ました。
特に黒風雅さんの釣り座は釣りにならないぐらい厳しい感じでした。

そんな中、突如として

チャリーン と来て、竿がまだグイグイ海に向かっております

よっしゃキタ━(゚∀゚)━! と竿に飛びつき
尻手ロープを外すまもなくアワセを入れます。

しっかりと乗っております。 しかも結構グイグイ強い引きです。

これは間違いなくお魚の引きです。 外道の本命っぽいです。

興奮気味にヨイショ ヨイショ と頑張ってリールを巻くと寄って来ましたよ、待望のお魚が!

浮かせてみるとやっぱりお魚? うん?何だか白っぽいお魚だな~

黒風雅さんが慎重にタモ入れしてくださいました。

釣れた?のはこちらです。


なぜか針がお腹に刺さっています。
よっぽどお腹が空いていて、直接お腹にイカを入れようとしたのでしょうか?

神様はなかなかまともに釣れせてくれません(*_*)

このアタリで活気づいて再度やる気になって来たところ
黒風雅さんの仕掛けも

チャリーン ジャ~ というアタリが!

黒風雅さんにも キタ━(゚∀゚)━!

と盛り上がりますが、残念ながら針に乗らず・・・

その後は シーン 

満点の星空を見つめながら黒風雅さんと星座の勉強をしていました。
初めてしっかりと天の川を見ました。
お星様にお願いするも願いは叶わず。

あれだけストレスで不眠気味でしたが、疲れるとどこでも寝れますね。
雨が降ろうが、突風が吹き付けようがうつらうつらです。

今回の鹿児島遠征も外道の本命は釣れず・・・ 本命の本命は釣れました。

今回の獲物!

コロダイは苦手なので黒風雅さんに美味しく食べてもらいました。

今回の最大の収穫は56センチもある大きな尾長グレです。

同じ船に乗っていた見知らぬ釣り人に釣れましたか? と聞くと、まあね。
という感じでしたのでクーラーを見させて頂くといっぱい釣れていました。

早速、志ん生さんの落語に出てくる「太鼓持ち」になりきって

「いや~、凄いですね。こりゃあなた普通じゃありませんよ!
こうなるともう名人級ですね。いや~素晴らしい。
山口にいませんもんね、尾長グロなんて。普通のクロより美味しんですか?
へえ~やっぱりそうですか? えっ?なに?家に帰って犬に食わす?
ダックスフンドですか?僕みたいですね。僕も犬になりたいぐらいですよ!」

とひとしきり真心込めてお褒め申し上げました。

そうすると帰り際にチョイチョイと呼ばれて、なんだろう?と思っていると

「尾長グロ持って帰っていいよ」 

「いやいや、とんでもないですよ!そんな高級魚。連れもいるし」

「じゃあ、イサキも持って行っていいよ」

ということで尾長グロ1匹と黒風雅さんにはイサキの太いの2匹頂きました。

鹿児島は良い人が多いですね。船頭さんも良い人でしたし。
しっかり獲物もゲット出来て大満足です。

スレ掛りとはいえ、コロダイも釣れましたしね。
帰りの車中で黒風雅さんがしみじみと

「ヨシさんはさすがですねぇ」 というので

「そんな事はないですよ!スレ掛かりでしたし」 と謙遜していると

「いや、そっちでは無くて魚をもらう技前ですよ。」 とのこと。

そっちですか 確かに否めません(*_*)

頂いた尾長グロはお刺身にしましたが素晴らしく美味しかったです。
脂の乗りも最高で、薄切りにすると口の中でとろけて無くなります。
エンガワもコリコリで甘味は上品で素晴らしいです。



ウツボも骨を避けて天ぷら用に捌くとこんな感じです。


全然、ウツボ感はないでしょう?筋肉質の白身は上等な食材です。
見た目と調理の難しさを除けば食材としては上級な感じです。

天ぷら出来上がり

もっちりとしてムチムチしたお肉はコラーゲンがたっぷりで
とても美味しい天ぷらに仕上がりました。
でもやはり、前回の小さいウツボの皮付きの天ぷらの方がもっと美味しかったかな?

帰りにウツボの呪いでエライ目に会いましたが無事に?帰宅できました。
少し無事ではない出来事も勃発しましたが、ここでは明かせません・・・

今日は筋肉痛でドえらいことになっていますが
また行きたいですね~ 鹿児島。

楽しい釣りでした







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